こんにちは、あくざわ鍼灸院院長の阿久澤です。

今回は、当院に来られる患者さんの疾患で一番多い腰痛について書いてみたいと思います。

鍼灸医学は西洋医学と違い、痛みのみを対象とするのではなく体全体のバランスを取る事を主に考えて治療を行う調整医学、とホームページの中で書きました。

一口に腰痛といっても重大な病気(器質的疾患)が隠れていてその結果腰痛が出ている場合もありますが、今回はホームページにある、機能的疾患の陽実症の腰痛の鑑別の仕方について書いてみたいと思います。

人間の身体には、五臓と関係のある6本の陰の経絡と、六腑と関係のある6本の陽の経絡があります。

痛みがあるという事は、陽の実、つまり六腑と関係のある陽の経絡が実(プラス)の状態なのです。

鍼灸師であれば脈診で、ものの数秒でどの陽経が実しているかわかるのですが実は脈診ができなくても、体の動きの状態からある程度異常を起こしている経絡を特定する事が出来るのです。

腰痛を起こしている原因はほとんどが足の経絡が関係しています。

足の全面を流れる陽明胃経👆

足の側面を流れる少陽胆経👆

足の後面を流れる太陽膀胱経👆

の3つがあります。

立ち上がるときに腰が痛い時は陽明胃経が原因です。

身体をひねったり寝返りを打つときに腰が痛い時は少陽胆経が原因です。

かがんだ時に腰が痛い時は太陽膀胱経が原因です。

病(やまい)の深さでは膀胱経が一番浅く、胃経が一番深いです。

さて、腰痛を持っている方は自分の腰痛がどの経絡の異常から来ているか調べてみて下さい。

次回は色を使った治療法を紹介したいと思います。