自律神経失調症です。

色々な症状があるにもかかわらず、病院で検査をした結果、この様な診断を下され来院される方が鍼灸院には多いです

この様な患者さんは、今までの経緯や今の自分の状態を知って欲しく、痛みのある場所や症状を事細かに仰って下さいます。

中には睡眠に障害が出て、導入剤を服用されている方もいらっしゃいます。

当院で見てきた患者さんで自律神経が原因と思われる症状を書いてみたいと思います。

腰痛、肩こり、高血圧、花粉症、喘息、不眠、頭痛、胃の膨満感など。

こんな症状も?と、以外に思われた方も多いのではないでしょうか?

西洋医学では色々な検査をしても何も異常が出ない場合、

自律神経=気持ちの問題

と診断され心療内科を勧められる場合があります。

勿論、心の問題が原因の時もあると思いますが、鍼灸医学では自律神経というものを、単に気持ち、と言った観点だけでなく、臓器と同じ重要度で見ています。

鍼灸医学は五臓六腑を調整する調整医学だと当院のホームページには書いています。

臓腑経絡(ぞうふけいらく)

という言葉があります。五臓六腑と経絡という意味です。鍼灸はこの五臓六腑と経絡を調整する事が出来れば、病気を治すことが出来ると言う考えの元治療を行います。

ここからの説明は皆さんに知って頂きたい大切な情報です。

この自律神経に相当する経絡があります。それは心包経(しんぽうけい)と三焦経(さんしょうけい)です。

この2つの経絡は名があって形が無いと言われ、昔から色々な解釈がされてきました。

この心包経と三焦経が自律神経と関係があると言ったのは、私のかつての師である、日本筋診断協会会長の河野忠男先生です。

心包経は副交感神経

三焦経は交感神経

と関係があります

筋診断ではこの心包経と三焦経の経絡上のツボにピンク色のシールを貼ります。このピンク色が重要です。

古来から五臓と五色は関係があると見られ、仏教や神道などでも神事として使われてきましたが、色自体に治療効果があり、特定の経絡に明確に色を作用させたのは、河野先生が初めてではないかと思います。

簡単に言うと

ピンク色を見たり、身につけると息が深く吸える様になります。

ピンク色を見ると、腰痛が軽くなる場合があります。

ピンク色を見ると、肩こりが楽になる場合があります。

もし症状が少しでも軽くなればそれは自律神経が関係しているとみていいでしょう。やってみてください。

私はこの色を使う筋診断をベースに光の研究をした結果、心包経はピンクですが、三焦経はマゼンタ(薄い赤紫色)が関係している事を突き止めました。

光は色より積極的な刺激なので、より明確な症状の改善が期待出来ます。肩こりなど緊張や痛みがある方は、このマゼンタの光を見てみて下さい。もし症状が改善されたら、交感神経の緊張からきている可能性があります。