治る定義
治るとはどういう事か?
こう聞かれると、殆どの方は痛みがない状態。と答えますが、私はこの答えは半分しか当たっていないと考えます。
本当に痛みさえ無くなればいいのでしょうか?
痛みがあるということは同時に機能の異常があるのです。
例えば、50肩で腕が痛く腕があがらない状態なら、痛みよりも腕があがらないことの方が重大なのです。
痛みがなくなっても腕が使えなっかたら本末転倒です。当院では痛みを取ることよりも機能を回復させる事に重点をおいて治療しております。
過去に鍼灸で効果を感じなかった方へ
鍼灸は、受け持つ病気の範囲が非常に広く、得意分野が異なる鍼灸師がたくさんいます。ですので、治療する人が違えば効果も違うことも多いのです。
「鍼が合わない」「効かない」と決めつけずに、もう一度治療を受けてみませんか?ご相談に乗りますので、ぜひ一度ご来院下さい。
あくざわ鍼灸院の治療特色
あくざわ鍼灸院での、治療を紹介いたします。
鍼灸医学は患者の体力(生命力)を使い、体の中を流れる気(生命エネルギー)を調整する事によって、病気を治す調整医学です。
髪の毛ほどの鍼を数カ所(場合によっては一箇所)で病気を治します。
となると、その程度の刺激で体を治すので、ある程度の条件が必要です。
鍼灸師自身が真剣に診断に望むのは当然の事ですが、治療を受けられる患者さんの、治療に対する理解と同意が必要になります。
人間は肉体だけではなくエネルギー体としても存在しています。鍼灸医学はそのエネルギー体に働きかける事により種々の疾患を治していきます。
エネルギー体に流れる血液のようなものが気です。 気は意(い)によって動きます。意が動く事で気が動き血(けつ)が動きます。 意とは患者の病気に対する戦う気持ちと、治療師に対する信じる心です。
脈診
脈診には身体のどこに異常があるか調べる、六部常位脈診と正確にツボを探す為の胃の気脈診があります。
この胃の気脈診を使い、正確なツボに指が触れた時、瞬間に痛みが消えるので患者さんは皆とても驚かれます。
診断・治療の流れ
診断 望診
顔色 — (眉間、両頬、鼻の周囲、顎の周囲)歩き方、姿勢、動作の速さなど
聞診 — 足音、呼吸音、声の質、体臭など
問診 — 主訴、発病時期、随伴症状の有無、症状の特徴、既往症、家族歴、辛 い時間帯、仕事と日常での比較、どんな姿勢がつらいか、食欲、便通、睡眠の状態
切診 — 圧痛の有無、腹診も含む、皮膚の厚さ、潤い、艶など
脈診 — 胃の気の太さ、浮沈、遅数、虚実、滑濇など
治療1 — 陰経虚症、陽経実症、奇経、陽経虚証、陰経実症の区別
治療2 — 治療経の選択、治療穴の選択
治療3 — 適切な刺激量、適切な配穴
確認 望診 — 顔色、艶、呼吸の大きさ
切診(せっしん) — 耳と足の温度の比較(耳は冷たく、足は温かい方が良い)、背部筋の高さのバランス
脈診 — 胃の気の強さを脈で確認、腹診でどこを押しても痛みがない状態
色や光を使った治療
当院では鍼や灸という物理刺激の他に色や光といった感覚器官に働きかける治療により、より効果的に病気を治癒させる治療を行っております。
人体の各組織器官は固有の振動数を持ちそれらが調和しているときは、病気はありません。
よくオーラという言葉を聞きますが、治療に際してのオーラは不調のある人ほど小さく偏っています。そして治療を行って経絡(けいらく)が整うと、体のオーラは調和して無くなります。
私のオーラは何色ですかと聞く人がいますが、体の異常からくるオーラと自分の本質のオーラを混同している人がほとんどです。
治療によって体が整うと、ツボの反応も一切消えて体を丸く包み込む強固なオーラができます。専門的には衛気(えき)に守られた体になります。
いまから27年前、私は筋診断経絡治療法というAK(アプライド.キネシオロジー)を参考にした治療を開発した河野先生に師事しました。(筋診断経絡治療法は第2回間中賞を受賞しています。)
河野先生の治療は、お腹のツボと全身の筋肉の異常緊張を、手足の1〜2箇所のつぼに色のシールを貼って解消させる、というとてもユニークな治療です。たかが色ですが患者の体力が十分なときは、これでオーラがしっかりと整い、全身の筋肉の異常感覚が取れ苦痛から解放されます。
このAKの人体に対する考え方は、『特定の筋肉と特定の内臓は神経とは違った未知のネットワークで繋がっており、特定の筋肉の伸張反射が起きないときはそれと関係する内臓の異常がある』というものです(AK(アプライドキネシオロジー)はカイロプラクティックの診断法の一つです。)
私はこの筋診断経絡治療法をベースに、光でも体は反応するのではと思い研究を重ね、光を見る、または体に当てるだけで経絡を調整し、症状を緩和させられる治療法を開発しました。色よりは光の方がエネルギーが強いので、弱っている患者でも十分効果を感じられます。
(日本筋診断協会 出典)
以前、専門誌に私のカラーセラピー治療が紹介されました。
ホリスティックヒーリングマガジンにカラーセラピーで掲載されました
気の森、カラーヒーリング特集の号に掲載されました
東洋医学とは
ひと口に東洋医学について語るとすれば、自然の一部である人間を、自然のリズムに同調させる手法、ということでしょうか。夏には夏の身体があり、冬には冬の身体があります。
生きものは、当たり前に自然のリズムと同調しようとします。脈を診、身体の状態が、その日その時期の季節や時間と、どの程度ずれているのかを読み取り、元通りに同期させることで病は自然と治っていきます。東洋医学は、そのお手伝いをします。
鍼灸や東洋医学の魅力
鍼灸や東洋医学の魅力は、『身体全体を診ることができる』点にあります。
部分的な疾患でも、全体との関係性で身体を診て治療できるということです。
例えば、顎関節症。一般的には、「かみ合わせが悪いために、顎関節症になる」と考えられています。ですが、東洋医学では、逆の考え方をします。
「顎関節がゆがんだため、かみ合わせが悪くなっている」と捉えるのです。もともと、顎関節がゆがまなければ、かみ合わせが悪くなったりはしません。
では、なぜ顎関節がゆがんでしまうのか?それは、顎の骨がはまっている側頭骨がゆがむからです。
側頭骨は頭蓋骨の一部ですから、それがゆがんでいるということは、全体である頭蓋骨に、何らかのゆがみが生じているということです。
頭蓋骨がゆがんでいるということは、首、背の骨、内臓にも、異常があるかもしれません。このように、全体を診ることで、病の本質を知り、治療することができます。
光線治療器について
当院ではコウケントーという光線治療機を補助として使用しています。
これ自体治療効果はあるのですが、より体の状態をよくするために、鍼を打った後のお灸のかわりとして使用します。
鍼治療のあと15分ほどこの光線治療機を足にかけながら、同時に光の治療を行うのですがみなさん気持ちよくなって寝てしまいます。
この治療機の原理はカーボンという炭素の棒に高電圧をかけ、スパークした光と熱で治療を施すのですが、もともと北欧の太陽光線が少ない地域のくる病の予防に作られた機械です。
この光線を当てる事により体内にビタミンDが生成され、カルシウムの生成を促し、種々の疾患に有効です。